ゴン=フリークスの念能力進化

HUNTER×HUNTER(能力)

 今回は【HUNTER×HUNTER】の主人公「ゴン=フリークス」の念能力について妄想していきたいと思います。ちなみに、前回は「念」についての解説を行っているので、念能力について詳しくない方はそちらを先に読んでいただければ幸いです。

ジャジャン拳

 ゴンは強化系です。強化系は基本的な戦闘技術がそのまま念能力になり、ゴンも同様で念の四代行における応用編を能力としています。それが「ジャジャン拳」です。ジャジャン拳は、ゴンが得意な「じゃんけん」からの発想により生まれました。

 自身の攻撃をじゃんけんの手に見立てることで、3種の攻撃を行います。攻撃は

  1. 硬でオーラを拳に集中「最初はグー…」
  2. 攻撃「じゃんけんポン!」
    1. グー(強化系:超近距離打撃)
    2. チー(変化系:近距離斬撃)
    3. パー(放出系:中距離砲撃)

となります。文字にすると簡単ですが「硬」はオーラを集めた一点以外は無防備になるので、溜めの瞬間を狙われたりカウンターを受けると即死です。また、「凝」を使わずともわかるほど分かりやすく「流」が遅いと阻止が簡単なので、リスクは高いです。

 しかし、念能力において能力の性能は術者の負うリスクに比例するので、攻撃力は跳ね上がります。また攻撃の手も3種なので駆け引きが生きやすく、防御にはグー、回避・後退にはパー、カウンターにはチョキがそれぞれ有利です。もちろん、相手の力量にもよりますが。

 といったように、ゴンの能力は単純ですが構想として理にかなっているのです。まだまだ変化および放出系の練度や戦闘経験が足りていないのですが、それらは時間が解決するのでいずれはピトー戦のような「ゴンさん」になるのでしょう。メルエムに届きかねないほどの牙はすごい期待値です。だいたいメルエム戦のネテロに近いレベルということですから。

 と期待しているのですが【HUNTER×HUNTER】はいつ連載再開されるのか分からず、再開しても取れだけ進めばゴンが出てくるのかも分からない状況です。なので事実上、ゴンがこれからどうなるかは読者の妄想のみとなります。

 なので今後のゴンの念能力の発展を妄想してみたいと思います。

妄想:ゴンの能力

 まずは既存の念能力”ジャジャン拳”の発展について考えたいと思います。

発展型ジャジャン拳

 ジャジャン拳の発展構想として、もっと基盤となるじゃんけんの型に嵌めてみてはどうかと考えました。

 まず、じゃんけんの型に沿っているのが自身の攻撃のみですので、相手の反応もじゃんけんの手として巻き込んでしまいます。

制約

  1. 「最初はグー、じゃんけん○○!」の掛け声を行う。発動キャンセルは出来ない。
  2. 自身の手は上の3種のままで、相手の防御、回避、迎撃の手を対応する手として組み込む。
  3. 手の相性により、ゴンの手の攻撃力が増減する。
    1. グーは防御に強く、回避に弱い。
    2. チーは回避に強く、迎撃に弱い。
    3. パーは迎撃に強く、防御に弱い。
  4. 相性の優劣が発生しない手を出し合った場合は、「あいこ」の宣言により練ったオーラをそのまま次の手に引き継ぐことが出来る。
  5. 相手が多数だった場合でも、自身の手と対応させられるのは1人だけである。

 誓約の方は、今のゴンに明確な目的意識がないので「制約を破らない誓い」のみです。

 1.は自身への暗示効果と相手に能力発動の合図を送ることによるリスクの確保ができるので組み込みました。手の相性は何となく出決めましたが、良い線行ってるのではないでしょうか。

 ゴンは放出系寄りの強化系適正らしいので、放出系能力を組み込んだ「一定範囲内の人間全てをじゃんけんのプレイヤーとする」多人数の巻き込み型もありだと思いました。

 また、ジャジャン拳以外にも能力が開拓できないか、というのも考えました。それは嗅覚系感知能力です。

感知能力:嗅覚

 まず、なぜ感知能力に行きついたのかというと、ゴンはオーラが見えなくなったからです。人間が外界の情報を認識する五感の内、約8割を占める視覚が念での戦闘で使えなくなった以上それ以外で念を認識する方法が必要になります。そこで思いついたのが嗅覚によるオーラの感知です。

 ゴンは元々、自然の中で育ってきたため常人を上回る五感を持っています。その中でも抜きん出ているのが”嗅覚”で、キルア曰く「犬並み」と称されています。その”嗅ぎ分ける”力を利用しない手はありません。ゴンは強化系なので、嗅覚を強化すれば実践に耐えるレベルの感知能力になるのではないでしょうか。

 具体的に言えば、6巻でギド(コマみたいなやつ)と戦った時の戦闘方法の延長です。あのときは眼を閉じ、”絶”の状態になることで無数のコマを感知して回避していました。”絶”をしたのは当時”纏”に慣れていなかっただけなので、考慮しなくてもいいでしょう。能力は以下で

1.眼を閉じることでその分嗅覚の分解能が上昇する。個々のオーラの判別も可能。

 しかし、嗅覚は周囲の気体を吸い込むことで外界を認識しているので感知範囲が取れません。そこで

2.オーラの量と感知範囲は依存する。

 また追加で

3.未来予測(嗅覚)

 これは”良い未来を嗅ぎ分ける”といった能力です。未来といっても、経過時間と具体性は反比例する類で”直感”のようなものです。なので”危機感知”のような「怪しい香りがする」とか「危険な臭いがする」とかのイメージです。

 3.は「”硬”の状態で発動することで確定結果100%の予測となり、オーラの集中率を下げていく程に予測精度は下がっていく」というのがリスクを取れて良さそうです。なので、使用は”凝”が前提となるでしょう。

 なので制約は以下で良いでしょう。

制約

  1. 嗅覚以外の五感の内、どれか1つを塞ぐことで発動可能とする。
    1. 塞いだ五感の認識力を嗅覚へと移行する。
  2. 嗅覚に集めたオーラの量に感知範囲は依存する。
  3. 未来予測(嗅覚)の精度はオーラの集中率に依存する。

 元々の長所である嗅覚を単に強化するだけなのでいくつも制約はいらないでしょう。


 以上がゴンの能力の妄想です。けっこう自信のある発展形なんですが、皆さんはどうでしょうか。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 誤字脱字等の間違い、ご意見等ありましたらコメントでご指摘お願いします。


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