アルコバレーノは虹を意味するイタリア語で、作中では裏社会における”選ばれしの7人“の称号を持つ最強の赤ん坊です。地球の至宝である【73】の内”虹のおしゃぶり”に死ぬ気の炎を供給する役目があり、星の存続に欠かせない最重要ピースです。というのも【73】は地球の動力源のような機関であるため、そこに大量のエネルギーを送らなければ地球が正常に稼働しなくなります。
以上から、アルコバレーノは地球存続のための人柱として死ぬ気の炎を常時搾取されています。他にもボンゴレリングとマーレリングがあるので人柱は7人だけではありませんが、リングは着脱可能のため負担が軽くなっています。つまり、人柱としての負担はアルコバレーノが格段に上なわけです。
そうなると当然ながら身体が壊れていき、おしゃぶりに死ぬ気の炎を供給する使命が果たせなくなります。そこで行われるのが「アルコバレーノの代替わり」です。
代替わりの方法が人の記憶に残らないように二通りの方法を一世代ずつ交互に行います。それが”運命の日”と”代理戦争”です。
今回はその代替わりについて解説します。
最後まで読んでいただければ幸いです。
運命の日
こちらはリボーンたちが嵌められた方法で、仕事の依頼による誘導形式となっています。
星の管理者であるチェッカー・フェイスが事前にアルコバレーノ候補となる7人を選定し、仕事の依頼という形式で呼び出します。何度も最高ランクの依頼を繰り返すことで全員に連帯感を与え、依頼内容への警戒心を解いたところで最後の依頼を出します。それが「宝探し」です。
宝のあるとされる山の頂上に候補者たちを集め、一堂に会した時に光線を浴びせます。それによって地球の至”宝”を与えられ依頼達成となり、アルコバレーノとなります。
仕事の依頼という形で誘導するのはリボーン世代だけかもしれません。しかし、歴代のアルコバレーノで運命の日にアルコバレーノにされた者たちは山に集められたようなので、山の頂上で光を浴びせるという手段のみが最低限必要な手順のようです。
代理戦争
こちらは最終章で行われた方法です。
チェッカー・フェイスが事前に候補者を選定し招集する”運命の日”とは違い、”代理戦争”では代替わりにより廃棄されるアルコバレーノたちに候補者を選出させ招集します。そこで「勝者は虹の呪いを解く」と言って戦争をさせます。「アルコバレーノ達に直接対決されるとおしゃぶりが壊れてしまう可能性がある」という名目でバトルロワイアルを行わせます。
そこで競い合わせた者たちの中から7人を選出し、次代のアルコバレーノとします。
代理戦争のルールは以下
- 戦闘は1日1回、制限時間有で行われる
- 戦闘制限時間は戦闘開始1分前に配布された”腕時計”から通達
- 代理は上限7人
- アルコバレーノには”アルコバレーノウォッチ”を装着
- 代理は”バトラーウォッチ”を装着
- 代理の代表は”ボスウォッチ”を装着
- バトラーウォッチを破壊された代理は失格
- ボスウォッチを破壊されたチームは失格
- アルコバレーノは3分間のボーナスタイムを保有
- ボーナスタイム中のみ虹の呪いを一時的に全て解除、戦闘を許可
- ボーナスタイムは代理戦争全体で3分間
- 戦闘における禁止行為は無し
けっこう厳密に決められていると思いきや、代理の変更が可能だったり、代理以外による闇討ちが可能だったりと抜け道は多くあります。まあチェッカー・フェイスからすれば次期アルコバレーノが選出出来ればそれ以外はどうでもいいですわけですからね。
とはいっても原作で復讐者が他を皆殺しにして優勝した場合はどうするんでしょう。代理戦争ではなく運命の日を行うのでしょうか。
またバミューダが「優勝チームは呼び出せれて代理はアルコバレーノにされる」といっているので、代理が7人というのは「代理をアルコバレーノにする」ということでしょうが、代理は7人いない場合もあるので優勝チーム以外にも選出される者はいるのでしょう。
補足ですが、ラル・ミルチがアルコバレーノになりそこなったことで属性が雨から雲・霧に変化しているので、虹の呪いには属性を変化させる呪いが含まれているかもしれません。なので、属性が揃っていなくてもアルコバレーノを揃えることは出来そうです。大空とか霧とかの希少な属性が集まらない場合もあるかもしれませんから。
アルコバレーノはまだ謎が多いですね。バミューダはいつの時代から生きてるのか予想すら出来ませんし。というか解呪姿が子供だったということは子供時代にアルコバレーノにされたということですかね。さすが歴代最強のアルコバレーノ。
また、虹の呪いにはどんなものが含まれているのでしょうか。
現状分かるのは「赤ん坊にする呪い」、「成長を止める呪い」、「おしゃぶりが取れない呪い」、「おしゃぶりに炎の供給を強制する呪い」です。それ以外となると「属性を変化させる呪い」、「肉体を変質させる呪い」ぐらいしか予想できません。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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