ONEPIECE‐最終章開始前後の勢力図変化

ONE PIECE(ストーリー)

 ONEPIECEワンピースはワノ国編の終了を以って、物語も最終章に突入したとされています。ワノ国編の裏舞台では”世界会議レヴァリー“が進んでいて、議決結果も含めて世界情勢は大きく荒れました。また、世界情勢の変化によって世界の勢力図も大きく変化し、色んなキャラクター、色んな陣営が手を組み影響力のある新しい勢力を築こうとしています。

 そのため、最新のONEPIECEワンピースを読み進めていく上で情報の整理は必須となります。そこで、今回は新しく更新された勢力図の整理を行い、また今後発生しそうな勢力変化を予想していきます。

 因みに、今回の記事では本誌掲載分1067話までの情報を利用しているので、ネタバレにご注意ください。また、私は本編以外の知識が不足しているので、情報の齟齬があるかもしれません。

 それでも、最後までお付き合いいただければ幸いです。

旧勢力図振り返り

 まず、更新された勢力図に触れる前に、旧勢力図を振り返っていきます。

三大勢力

 最初は三大勢力です。旧勢力図は大まかに「三大勢力」と「その他」に分けることが出来ます。

 三大勢力を構成しているのは”海軍本部”、”王下七武海”、”四皇”であり、これら三勢力からなる”三大勢力の均衡”をそのまま「世界情勢の均衡」を指します。

海軍本部

アニメONEPIECE第45話「賞金首!麦わらのルフィ世に知れ渡る」より

 海軍本部とは、世界の統治組織である”世界政府”直轄の治安維持組織です。そのため、海軍本部は”政府の表の顔”とされています。

 大海賊時代において無法者は主に海へ出るので、海賊の数は星の数と形容されるほどに膨れ上がっています。その膨れ上がった海賊に対抗する海軍は体制側で最も大きい規模の武力組織となっており、その中でも海軍本部は凶悪な海賊たちが跋扈する偉大なる航路グランドラインで活動する海軍のエリート集団です。

ONEPIECE 第432話
「びっくり箱」より

 現在、本部「マリンフォード」の所在地は新世界側の赤い大陸レッドライン付近に存在しており、これは「海賊の頂点に座する四皇に直接相対する意志を示している」とされています。白ひげ海賊団との頂上戦争直後に前元帥センゴクが隠居し、元大将クザン(青雉)が脱退する等の戦力低下は有りましたが、現在は”元帥”サカズキ(赤犬)頂点としボルサリーノ(黄猿)・イッショウ(藤虎)・アラマキ(緑牛)の”三大将”、主戦力の”中将”含む将校たちが新世界の強力な海賊たちに対抗します。

 また、イッショウ・アラマキが世界徴兵で加入しましたが、”世界”徴兵なので加入した者がこの二人だけとは考えられません。大将クラスとはいかないまでも将校クラスは大きく補充されている可能性があり、従来の海軍本部とは一線を画した戦力層となっていることが考えられます。

王下七武海

アニメONEPIECE第746話「群雄割拠 荒狂う新世界の怪物達」より

 世界の海賊たちに対抗するために存在する海軍ですが、支部を含めても星の数ほどいる海賊たち全てを相手にするには手が足りません。そこで足りない手を埋めるために、存在を許容し政府側の手足とした7人の強力な海賊たちがいます。彼らが”王下七武海”です。

 一定割合の利益を政府に還元しなければならず、政府の命令に背いたり世界政府に無視できない被害を与えると政府側の権限で除名されるものの、七武海加入前を含めた殺人・略奪などの海賊行為による罪を世界政府より免罪とされます。

 強さに絶対的な基準は無いものの、海賊勢力の中で強力とされる「実力」と「知名度」を持つ海賊のみが選ばれます。そのため、普段は海賊同士が敵である構造を利用し放し飼いの形に収め、木っ端海賊を相手取って貰い海軍のリソースを削減しています。また、容易に手を出せないレベルの海賊と海軍本部が激突する場合に盾とする形で七武海は動員されます。

 第2部魚人島編開始時点で七武海だった者は以下の7名です。

  1. “鷹の眼”ジュラキュール・ミホーク
    • 世界一の大剣豪
    • 実力は四皇”赤髪”のシャンクス互角と評される
  2. “天夜叉”ドンキホーテ・ドフラミンゴ
    • 世界政府加盟代表国「ドレスローザ」国王
    • 世界の闇市場の支配者”ジョーカー”
    • 元天竜人
    • 「ドンキホーテ・ファミリー」船長
    • 元懸賞金「3億4000万ベリー」
  3. “暴君”バーソロミュー・クマ
    • 元革命軍幹部
    • 世界政府加盟国「ソルベ王国」元国王
    • 人間兵器「パシフィスタ」の実験体
    • 元懸賞金「2億9600万ベリー」
  4. “海賊女帝”ボア・ハンコック
    • 女ヶ島「アマゾン・リリー」皇帝
    • 「九蛇海賊団」船長
    • 元懸賞金「8000万ベリー」
  5. “死の外科医”トラファルガー・ロー
    • 「ハートの海賊団」船長
    • 最悪の世代
    • 元懸賞金「4億4000万ベリー」
  6. “千両道化”バギー
    • 海賊派遣組織「バギーズ・デリバリー」総帥
    • 海賊王の船員クルー
    • 四皇”赤髪のシャンクス”の弟分
    • 元懸賞金「1500万ベリー」
  7. “(自称)白ひげJr”エドワード・ウィーブル
    • 元四皇”白ひげ”の息子()
    • 元懸賞金「4億8000万ベリー」

 元懸賞金額が低い者は実力が無いというわけではなく、悪名を轟かせる前に政府が引き抜いたため懸賞金が低くなっている者がほとんどです。例えば元懸賞金が億にも届いていないボア・ハンコックは、海賊団に入れないような末端島民まで覇気を習得している戦闘民族のボスであり、自身は覇王色の覇気の使い手です。

 もちろんバギーのような本当に実力の無い者もいますが、バギーはバギーで他を圧倒する”経歴”と”カリスマ”、”運”を以って”大監獄インペルダウン”におけるLevel1~3の囚人を大量に引き連れて、それを基に大きな陣営を確立しています。つまり、各々が独自に「海賊として無視できない危険度」を示しているということです。

 また、除名された元七武海として作中で明かされているのは”砂漠の王”サー・クロコダイル、四皇”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ、”海峡”のジンベイ、ゲッコー・モリアの4名で、それぞれが四皇になったり四皇と鎬を削っていたりと強力な海賊のみで構成されています。

四皇

アニメONEPIECE第746話「群雄割拠 荒狂う新世界の怪物達」より

 以上の2勢力が揃うことでやっと対等となる「海賊勢力の頂点」が”四皇”であり、それぞれが偉大なる航路グランドライン後半の海”新世界”にて皇帝のように君臨し覇権を争っています。君臨するという表現は比喩ではなく、一定海域をナワバリとしてそこに独自のルールを敷いており、国家を乗っ取る場合もあるし独自国家を形成する場合もあるほどです。

 第2部開始時点では”百獣”のカイドウ、”ビッグマム”シャーロット・リンリン、”赤髪”のシャンクス、”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチで構成されています。

 簡単な特徴として以下の点が挙げられるでしょう。

  • 百獣海賊団…総督カイドウ動物ゾオン系古代種の幹部を中心とした質の高い動物ゾオン系能力者軍団を形成
  • ビッグマム海賊団…船長ビッグマムに連なる超人パラミシア系能力者の子孫を中心とした軍勢を形成
  • 赤髪海賊団…大頭シャンクスを頂点としたバランスの良い鉄壁の陣営を形成
  • 黒ひげ海賊団…提督黒ひげを頂点とした10人の巨漢船長を中心に十の軍勢を形成

 全陣営、船長が海軍大将以上の実力を持ち、七武海クラスの幹部を複数人、億越えクラスの戦闘員を何百人と擁する自前の巨大海賊団を形成しています。また、傘下に億越えの船長を擁する強力な海賊団が複数存在し、1つの陣営が海軍本部と同等の戦力を保持しています。そのため三大勢力とは「海軍本部&王下七武海vs四皇カイドウ&四皇ビッグマム&四皇シャンクス&四皇黒ひげ」ではなく「海軍本部&王下七武海vs四皇vs四皇vs四皇vs四皇」の形となっています。

 つまり、あくまで”三大勢力の均衡”とは「新世界を四皇が四分し、強力な海賊たちを傘下に収めてその他海賊団を駆逐しながら睨み合っている」からこそ維持されているものだということです。四皇の1陣営が自分から動いて他の四皇に勝利しても、被害が大きければさらに別の四皇により侵略されるだけでなく、海軍本部から攻撃された結果至る全滅を無視出来ないので膠着状態が続いています。そして海軍本部は四皇の動向を監視しながら、主に新世界以外の加盟国を中心に平定していました。

その他勢力

 次にその他勢力です。こちらの場合はおおよそ”CPサイファーポール“、”革命軍”、”その他海賊(挑戦者)”に分類できます。

CP〈サイファーポール〉

アニメONEPIECE第635話「運命の再会 ハイエナのベラミー」より

 CPは海軍と同じく世界政府の機関ですが、海軍を「表の顔」とするならばCPは「裏の顔」となります。これは政府の諜報機関であるためで、表向きは存在しない公然の秘密組織になります。No.1から始まりNo.0までの10段階あるようです。

 その組織の性質上超法規的活動が多く、身分を偽った潜入活動だけでなく政府が海賊などの犯罪者と取引する場合における政府側の顔役になったりしています。そのため海軍とは綿密に連携を取っているというわけではなく、位の高い役職になるほど独立機関として独自に動いています。

 潜入調査等では特定の武器の持ち込みが不可能な場合もあるため、超人的体術を以って身体そのものを武器としています。作中でCPの登場が少ないので全体的な実力の幅は分かりませんが、最高位のCPサイファーポール-“AIGISイージス0ゼロは「最強の諜報員」とされ億越えの賞金首さえ歯牙にもかけないほどの実力があります。またイージス0は、世界政府最高権力者である”五老星”を含む世界貴族”天竜人”の直属のような機関となっています。

革命軍

アニメONEPIECE第746話「群雄割拠 荒狂う新世界の怪物達」より

 革命軍は”民衆の意志”と呼ばれる「世界政府と直接敵対する組織」です。結果的に政府と敵対した海賊とは違い「天竜人を打倒するために世界政府と敵対した」ので、世界政府の明確な敵対者となっています。

 当然ながらただの無法者である海賊とは罪の重さが違うので、政府は革命軍の総司令官であるモンキー・D・ドラゴンを”世界最悪の犯罪者”として指名手配しています。

 革命軍の参謀総長No.2であるサボが四皇の幹部を圧倒していたり、幹部であるクマが七武海になったりしていることから構成員の実力が伺えます。しかしなによりの特徴は「得体の知れなさ」で、本部のバルディゴはもちろん総司令官であるドラゴンの所在や経歴は長らく謎に包まれていました。また、政府の圧政に苦しむ人々を味方に付けて日々勢力を拡大していっているので、軍の規模は未知数です。軍団長が4名いるので、新世界に本部を置き東西南北の海に各軍が設置されていると考えられます。

その他海賊たち(挑戦者)

アニメONEPIECE第746話「群雄割拠 荒狂う新世界の怪物達」より

 四皇の海である新世界で木っ端の海賊が生き残る手段は、「四皇に膝を着き傘下となる」か「四皇に挑んで地位を奪う」かの2択となります。その内の後者を選んだ海賊たちが新世代の海賊であり、その代表がルフィ達のような”超新星最悪の世代“となります。

 彼らは同じ標的を持つ複数の海賊団で同盟を組んで、綿密に計画を立てて標的四皇の牙城を崩していきます。木っ端の海賊とはいえ覇権を狙う者達なので、生き残っているのは億越えの賞金首ばかりです。中には四皇大幹部級の者もいるほどです。

 以上が三大勢力を中心にバランスを取り合うことで、世界に安定を生み出しています。しかし、冒頭で言ったように世界会議レヴァリーが議決し、さらにワノ国での戦争による影響で勢力図は大きく変化しました。

 以降は変化後の勢力図を解説していきます。

解説:新勢力

 まず世界情勢を荒らしたのは、世界会議レヴァリーにおける議決結果の一つである「王下七武海制度の撤廃」です。当時七武海だったクロコダイルのアラバスタ王国における「王国転覆未遂」と、ドフラミンゴのドレスローザにおける「王国転覆および民衆への弾圧」による被害を重く受け止め、世界政府加盟国の代表は王下七武海制度の撤廃で議決されました。

新・海軍本部

 七武海撤廃による影響で、海軍本部は「七武海という戦力を失う」だけでなく「敵に回す」という事態になりました。加盟国の王達による議決結果なので海軍は直接介入出来ないことですが、それでも海軍は七武海撤廃に動揺はありません。

 それはSSGの存在の大きさによるものです。天才科学者Dr.ベガパンクを擁すると考えられる海軍の特殊科学班”SSG”の発明品が「七武海に代わる大きな戦力」となりました。

 SSGは今まで軍艦の改良やら悪魔の実の運用やらで大きく貢献していましたが、その中でも戦力として大きいのが人間兵器”パシフィスタ”でしょう。

アニメONEPIECE第471話「殲滅作戦始動 パシフィスタ軍団の威力」より

 パシフィスタは、七武海の”暴君”クマを実験体として試作品プロトタイプが白ひげ海賊団との頂上戦争で投入されました。クマを模したその体躯はなんらかの金属による超硬度を持っていて、黄猿のピカピカの実によるビームを口や手から発することができます。

 一体一体が新世界の海賊である白ひげ海賊団傘下の海賊たちを蹂躙するほどの力を持っていて、偉大なる航路グランドライン前半の億を超えないレベルの海賊では傷1つ負わせられません。それらを何十体と量産し、兵団を形成しています。

 しかし、以上はあくまで試作品です。SSGは白ひげ海賊団との”頂上戦争”から2年でパシフィスタを進化させたようで、海軍はその新型パシフィスタ「セラフィム」を七武海に成り代わる戦力と判断したようです。

ONEPIECE第1059話
「コビー大佐の一見」より引用

 現状判明しているセラフィムと試作品の共通点は「手からビーム」を出す点と「超硬度の体躯」を持つ点です。ビームの威力も体躯の硬度も試作品と同等と考えてよさそうで、登場時は四皇の黒ひげ海賊団と元七武海の九蛇海賊団を相手取っていましたが傷一つ付けられずに蹂躙されていました。

 また試作品との相違点も存在し、モデルがクマではなく複数存在するようです。その影響によるものと考えられますが戦闘スタイルもモデルに寄せていて、試作品では無かった剣術を扱う個体も登場しています。

 また、新型パシフィスタは元七武海をモデルとしていると考えられ、剣術を扱う個体は”鷹の眼”のミホークなのではないかと言われています。ミホーク型(仮称)の剣術は山を真っ二つに割くほどなので、モデルに匹敵する剣術である可能性もあります。

 さらにベガパンクはパシフィスタの他にも「海楼石のパドルシップ」を開発しているので、直接戦闘用の兵器だけではなく補助用の武装も開発していそうです。

新・四皇

 王下七武海の撤廃の影響で海軍本部は新型パシフィスタを導入させるなどしていましたが、当然ながら最も影響を受けるのは元王下七武海たちです。所在が海軍に知られている元七武海たちは海軍の敵に回る前に各個襲撃されましたが、黙って撃破されるわけはありません。彼らの一部は手を組み大きな陣営を形成し始めました。

 さらに、世界会議を終えてすぐにワノ国での全面戦争が終結し、四皇が2角も陥落するという大事件が発生しました。これにより新たな四皇2陣営が擁立されました。

CROSS GUILD〈クロスギルド〉

ONEPIECE第1056話
「CROSS GUILD」

 まず1陣営は元七武海であるバギーを皇帝とする「クロスギルド」です。王下七武海の撤廃によって追われる身となったバギーとミホーク、さらに七武海撤廃の理由の一端であった同じく元七武海のクロコダイルが手を組んだ組織になります。

 個の強さのみで成り上がったミホークと統率力を活かすために多くの配下が必要なクロコダイルに、配下の数はいるものの個の強さが欠けているバギーがくっついたバランスのとれた布陣です。そのため、四皇クラスの実力者であるミホークを切り札としてB・Wバロック・ワークス社を統率していたクロコダイルがバギーの配下を操る形になるでしょう。

 クロスギルドはクロコダイルの考案でギルド独自に「海兵に懸賞を掛ける」という取り組みを行っています。懸賞金システムは本来政府が加盟国から取り立てる税の一部を使って維持していると考えられるので、一海賊が模倣できるものではありません。しかし、B・Wバロック・ワークス社を経営した経験があり金策も得意とするクロコダイルの経営力、ミホークという最強の武力、世界の戦争市場を牛耳り世界政府非加盟国から一定以上の信頼を獲得しているであろうバギーズデリバリーの組織力が合わさることで懸賞金システムの模倣を可能としていると考えられます。

 また、ビッグマムはナワバリに住む一般人に微量の寿命を対価とした安全保障契約を行っていました。さらに、世界政府加盟国であり世界会議レヴァリーにおける50の代表国でもある魚人島の「リュウグウ王国」相手にも、「お菓子を対価にした安全保障契約」を行っています。それを考えれば、バギーもまた武力を欲する非加盟国相手に武力を対価とした安全保障契約や金銭契約を結ぶことも可能なはずです。

 もともとクロスギルドにバギーが入る予定が無かったので、おそらくはクロコダイルが事前に傘下にした者もいるでしょうし、バギーの配下もインペルダウンの脱獄囚を中心とした曲者たちなので一見した以上に盤石の体制となっています。

麦わら大船団

アニメONEPIECE第745話
「子分の盃 結成!麦わら大船団!」より

 もう1陣営は超新星の内1人であり直前まで”5番目の皇帝”と称されていた”麦わらのルフィ”を皇帝とする「麦わら大船団」です。空いた枠に当てられたバギーとは違い、超新星同士の海賊同盟によりカイドウ・ビッグマムの四皇同盟を打ち破ることでその座を奪いました。

 麦わらの一味のたった9人の船員を大幹部とし、億越えクラスの海賊団が複数で、総勢五千名程度となっています。また、ナワバリも政府の影響が薄いリュウグウ王国と非加盟国のワノ国のみなので、他の四皇と比べれば見劣りします。

 また、四皇同盟との決戦時に海賊同盟を組んでいた者達とは打倒後に関係を清算し分かれています。そのため、規模的に見れば四皇最小の勢力でしょう。しかし、危険度で見れば他に劣りません。

 ワノ国での決戦参加者は大幹部となった麦わらの一味のみであり、傘下の海賊団は勢力拡大に尽力しているため損失は皆無です。さらに、大船長である麦わらのルフィは”世界政府の三大機関”全てで暴れた唯一の海賊であり、たった2年で四皇にまで上り詰めた勢いがあるので、これから加速的に勢力を拡大していくでしょう。

 頂点である麦わらの一味が特定の拠点を持たない影響で所在が掴めず、それにより攻められにくくなっています。また、ナワバリにしたリュウグウ王国魚人島とワノ国は元々到達困難な島で、大軍を送り込むことが不可能な環境なのでナワバリを奪うことも容易ではありません。さらに、日の目を浴びるのかは疑問ですが、リュウグウ王国とワノ国という「”古代兵器”が眠る場所」を治めているので、戦争となれば勝ち目をいくらでも手繰り寄せる切り札ジョーカーを持っています。

 そのため、四皇として見劣りするように見えて実際は戦争の要点を抑えている極悪陣営となっています。

 以上が現状で確定している勢力です。

考察「勢力図の動向」

 海軍本部は新型パシフィスタ等の新戦力を補充し、立場を負われた海賊が手を組み戦力拡大、さらには唐突の四皇2陣営陥落となれば簡単に勢力図の変化は終わりません。実際に動きを見せている者達もまだまだまだ多くいて、早速ぶつかり合う勢力も存在しました。

 そこで、不確定ながらも変化していく勢力図において個人的に予測できる範囲の各陣営の動向を予想していきます。ちなみに、現四皇は行動予測が出来ないので挙げていません。

 実際に、この激動の情勢で浮いた駒を黒ひげが総力で乱獲しに行くとは思いませんでした。確かに浮いた駒を獲りに行くのは正解なんですが、大物の癖にフットワークが軽すぎるし動員している戦力を見ても本拠地を手薄にしすぎてるし、リスキーすぎて予測が付きません。黒ひげらしいですが。

百獣海賊団残党

ONE PIECE
第1053話「新しい皇帝たち」より引用

 ワノ国をナワバリにして虎視眈々と軍拡に徹していたカイドウは、昔馴染みであるビッグマムと海賊同盟を組み覇権を獲りに行きましたが、「海賊ミンク侍同盟」との全面戦争に敗れてビッグマムと共に生死不明の状態になりました。事実上の死亡状態なので、両海賊団はすぐに体制を立て直さなければ動乱の時代に呑まれてしまいます。

 百獣海賊団は総督カイドウだけではなく幹部も全員敗北し、主戦力であるギフターズの多くはお玉の能力によって裏切られています。つまり残党は既に壊滅状態と化している訳です。そのためか、戦争後時間を置かずに全員が収監されています。

 とはいえ復活の芽が無いわけではありません。なぜならば、カイドウに代わる新しい旗印として息子であるヤマトがいるからです。ヤマトは、幼少期からカイドウを打倒しようと足掻いていた「百獣海賊団の敵」であり、ヤマトを旗印にした場合はヤマトが実質的に麦わらの一味の一員なので、麦わら大船団の傘下となってしまいます。

 しかし、ヤマトは海軍大将と戦えるレベルの実力を持ち、なによりも”覇王色の覇気”を持っています。”王の資質”とも称される覇王色の覇気は「世界で成り上がるために必要不可欠な要素」と考えられるため、覇王色の覇気を持つ者は組織のトップに据えるのに最適な人材でしょう。そのため、ヤマトは壊滅した百獣海賊団をまとめ上げて再建することができるはずです。

 そもそも、数は多いものの実力的に予備軍使い捨てであるプレジャーズとウェイターズは、チョッパーの活躍により寝返っていました。さらに、寝返っていないギフターズ主戦力もお玉の能力によって調伏可能です。そのため、実力で従えなければならない飛び六胞幹部大看板大幹部の生き残りをヤマトが抑えれば、百獣海賊団はほぼ丸々麦わら大船団が乗っ取ることができます。

 そのため、百獣海賊団残党は麦わら大船団の傘下として復活すると考えます。

ビッグマム海賊団残党

ONE PIECE
第1062話「科学の国の冒険」より引用

 ビッグマム海賊団は、ビッグマムとその子供たちを中枢として「万国トットランド」という独自国家を形成しており、おそらくは四皇で最も広大な領海ナワバリを保有すると考えられます。そのため、共に四皇の陣営であった百獣海賊団には質で負けていると考えられますが、数では勝っていると考えられます。つまり、「百獣海賊団と同等の軍勢」と言えるでしょう。

 広い領海に多くの数を保有すると考える理由は、「ビッグマム海賊団の諜報力は業界一」と称されているからです。海賊にも関わらず世界政府最強の諜報員であるCP-0を茶会に招待できていることもそうですが、新世界を拠点にしながら”最弱の海”東の海イーストブルーの果てまで手を広げられるのはよほどの数の手勢がいなければ成立しません。そのため、特別多くの構成員が存在し、それに付随して領海も特別広いと考えています。

 そんな強陣営も先述のワノ国での戦争時に、船長のビッグマムがカイドウと共に敗北し生死不明となっているので、崩壊の憂目となっています。不幸中の幸いにして、参戦していたのがビッグマムと参謀の長男ペロスペローのみであり被害も二人のみなので、ビッグマムに代わる旗印が存在すれば先述の百獣海賊団のようにどこかの傘下にならずとも強い陣営を保ったまま再建することが可能です。

 先述のようにビッグマム海賊団は数が多いと考えられるので、船頭多くして…といった事態になりかねません。そのため、ビッグマム海賊団が再起するためには絶対的な求心力カリスマを持つ存在が必要になります。そして、ビッグマムに代わる旗頭として絶大なカリスマを発揮できる存在がカタクリになります。

 カタクリは麦わらのルフィに負けたことで”完全無欠の不敗神話”こそ消滅しましたが、ビッグマム海賊団のNo.2としての実力は健在です。未来視(数秒先)を可能とするほどの極みに至った見聞色の覇気とそれに裏付けられた頭のキレ、覚醒したモチモチの実の能力者としての制圧力、鍛え抜かれた武装色の覇気を持ち、以上を自負として練り上げられた覇王色の覇気は四皇に引けを取りません。
 ビッグマム自身が敵だけでなく味方をも蝕みかねない毒であったこともあり、カタクリを頂点として再編されたビッグマム海賊団(仮)の再起はすぐに済ませられるでしょう。

 また、これは不確定ですがビッグマム海賊団残党はCP政府直属諜報員と接触していると考えられます。ワノ国の戦争時、ビッグマム海賊団はビッグマム率いる軍勢の一部がワノ国に二度侵入しようとしましたが、一度目は百獣海賊団大看板”火災”のキングに阻まれビッグマム・ペロスペローとはぐれ、二度目は白ひげ海賊団残党の”不死鳥”のマルコに阻まれその後の消息が描かれていません。

 対してCPは、イージス0が戦争結果の報告役を熟すとともに「麦わらのルフィの死亡確認」や「ニコ・ロビンの捕縛」といった任務を任されていました。しかし二つの任務の達成はならず、最優先であろうニコ・ロビンの捕縛は戦争終結後も任務の続行を命令されていました。

 ここで、船長を倒された落とし前を付けたいビッグマム海賊団残党とニコ・ロビンを捕縛したいCP-0の利害は一致しています。そのため、互いに諜報能力が高く元々癒着もあった組織でもあるので、ビッグマム海賊団とサイファーポールは同盟を組む可能性があると考えています。

 もちろんこれ以外にも、可能性として「黒ひげ海賊団を追っている」ということも考えられます。というのも、扉絵にてビッグマムの不在を突いた黒ひげ海賊団が「ロード歴史の本文ポーネグリフの解読者」を求めてかシャーロット・プリンを攫っていることが分かっています。時系列的に数日以上前であることが分かるので、その知らせを聞いた遠征組がプリン奪還のために黒ひげを追っている可能性もあります。そうなれば、現在黒ひげと衝突しているハートの海賊団と一時的な同盟を組むかもしれません。

 もちろん、ハートの海賊団は麦わらの一味と同盟を組みビッグマムを墜としています。そのため、絶対に協力的な関係にはならないでしょうが、消極的な共闘なら可能です。具体的に言うと「挟み撃ち」で、三つ巴の状況でハートとマム残党が互いに鉢合わせないように陸側と海側で完全に分かれて戦うことでお互いは戦いを避けるように動き、黒ひげ海賊団には二正面作戦を強制するという作戦です。

 そのため、ビッグマム海賊団残党はハートの海賊団と特殊で限定的な同盟を組むと考えています。

元王下七武海

 世界会議レヴァリーの決議により七武海制度が撤廃され、ただの海賊となった元七武海の一部が大きな動きを見せました。それがバギーを四皇としてミホーク・クロコダイルが組んだクロスギルドです。ですが動きがあるのはクロスギルドだけではありません。

 撤廃直前の七武海の構成は先述した中からロー、ドフラミンゴを抜いた五名で、クロスギルドに加入した者はバギーとミホークの二名です。そのため残りはクマ、ハンコック、ウィーブルの三名で、今後の動向に注目しなければなりません。

 現在、三名の内状況が明かされているのはクマとハンコックです。

バーソロミュー・クマ

ONE PIECE
第1058話「新皇帝」より引用

 クマは元ソルベ王国の国王とされています。ソルベ王国は世界政府加盟国なので、そこからなぜ革命軍に加入したのか経緯が不明です。しかしクマの人生は「世界政府の犠牲そのもの」とされているので、天竜人案件が発生しそのカウンターとして革命軍への加入を強いられたのかもしれません。さらにそこから七武海となって、その次は人間兵器パシフィスタの実験台とされているので世界政府に大きく振り回された人生だということが伺えます。

 世界会議レヴァリー時点では新型パシフィスタ「セラフィム」が完成ていたため用済みとされたのか、マリージョアにて天竜人のレンタル奴隷とされていました。しかしそこに革命軍が宣戦布告し、クマは奪還されました。

 そして現在は、革命軍の本部となっているカマバッカ王国にいます。既に人格を消去されてただの兵器となっているので、今後はどのような状態になっていくのかが注目です。

ボア・ハンコック

ONEPIECE第1059話
「コビー大佐の一見」より引用

 ハンコックは偉大なる航路グランドライン前半側の凪の海カームベルトに存在する女ヶ島にある「アマゾン・リリー」の皇帝であり、アマゾン・リリーの精鋭のみで構成される「九蛇海賊団」の船長です。凪の海カームベルトは海王類の巣であり、海軍以外はそうそう通れない場所なので外敵はほとんど存在しませんが、島民の全員が覇気の習得に至っている戦闘民族で構成されています。

 覇気を簡単に言ってしまえば「人間なら誰にでも眠っている力」で、ほとんどの人間はこの力を知ることも無く生涯を終えます。そのため、この力を扱えるのは新世界で戦えるような強者のみです。そして、アマゾン・リリーの島民はほぼ全てが覇気を習得している戦闘民族となっていて、そんな戦闘民族を統べるのがビッグマムを差し置いて”海賊女帝”と称されるボア・ハンコックです。

 戦闘民族の王であるハンコックは作中でも屈指のフィジカルを発揮していて、ルフィのギア4に匹敵しかねない運動能力を持っていると考えられます。それによる近接戦闘能力に加え、覇王色の覇気、メロメロの実の能力による石化デバフが存在することで、基本的に防御不能の近・中距離攻撃を可能としています。

 ですが、七武海撤廃後に海軍が虎の子のセラフィムを2体投入して侵攻され、さらにメロメロの実を狙った黒ひげの襲撃も合わさりハンコックは戦闘不能にまで追い込まれました。この侵攻自体は”冥王”レイリーの介入により難を逃れましたが、女ヶ島の場所は割れているので海軍による侵攻は続きます。そのため、ハンコックは拠点を移すか誰かしらと組むかをして孤立陣営を脱しなければいけません。

 そこで、最も可能性が高いと考えられるのが麦わら大船団への加入です。

 知っての通りハンコックはルフィにガチ惚れしていて、自身の城に拡大したルフィの手配書の写真を張っているほどの重症具合です。襲撃後も「ルフィに嫁ぎたい」と言っていますが、ルフィは既に四皇に擁立されていてその名はハンコックにとって大きな後ろ盾に成り、ルフィにとってハンコックは大きな戦力に成ります。

 そのため、ハンコック率いる九蛇海賊団が麦わら大船団に加入するのは秒読みだと考えられます。

エドワード・ウィーブル

ONEPIECE第956話
「ビッグニュース」より引用

 ウィーブルは、母であるバッキンと共に行動しているワンマン型の海賊で、従えている海賊団はいません。また、所有のナワバリは描かれておらず、行く先は全て母の意向が反映されています。

 直近では、新世界にて父白ひげの遺産を目当てに白ひげの残党を追っていたところ、海軍に囲まれている様子が描かれていました。対ハンコックで投入されていたセラフィムを考えれば、孤軍というだけでなく母という足手まといがいる状況で切り抜けられているとは考えにくいですが、切り抜けられなかった場合は勢力図に影響を与えないので切り抜けた場合のみを考えます。

 ウィーブルは母の意向に沿って動き、母は白ひげの遺産目当てで動いているので遺産の情報が得られる可能性が高い場所に行くでしょう。作中では、初登場時に白ひげ海賊団の残党を追っていて、頂上戦争繋がりで麦わらの一味も目標の一つにしていました。また、白ひげ海賊団残党の代表(仮)であるマルコは遺産目当てに近づかれる可能性の高い白ひげの故郷に、防衛のために住み着いています。

 そのため、ウィーブルの動向は以下に絞られてきます。

  1. 現状維持(白ひげ海賊団の残党を狩る)
  2. マルコを追う
    1. 白ひげの故郷へ突撃
    2. マルコを見送った赤髪海賊団と衝突
  3. 麦わらの一味を追う
    1. 麦わら大船団の一角と衝突
    2. ワノ国へ突撃
    3. ルフィ達を追う為にワノ国からの行き先へ先回り

 1の場合は最終章へ向けてのキャラの選別が行えます。2の場合はキャラの選別に加えてウィーブルの実力を測ることが出来ます。3の場合は麦わら大船団の現状の実力を測ることが出来ます。個人的には麦わらのルフィが四皇になって注目度が上がったこともあり、3が1番あり得ると考えています。

 3.3なら1063話で発生したローvs黒ひげと同じ様に、キッドvsウィーブルという対決も行われるかもしれません。

最悪の世代

 最後に、「七武海でも四皇でもないが、情勢に大きな影響を与えうる海賊たち」を挙げていきます。具体的に言えば、”最悪の世代”です。”最悪の世代”で脱落しているのはホーキンスのみなので、ホーキンス海賊団、麦わらの一味、さらに海賊団が壊滅していて船長ジュエリー・ボニーが麦わらの一味と同行しているボニー海賊団はここでの考察から外します。

 なのでここで考察するのは以下になります。

  1. ハートの海賊団
  2. キッド海賊団
  3. ファイアタンク海賊団
  4. オンエア海賊団
  5. ドレーク海賊団
  6. 破戒僧海賊団

ハートの海賊団

 前四皇カイドウを堕とすために麦わらの一味と”忍者海賊ミンク侍同盟”を組んでいた「ハートの海賊団」は、”最悪の世代”の1人であり船長であるトラファルガー・ローが懸賞金30億ベリーとなったことで、ロックスの残党と同じような準四皇レベルの海賊団となりました。

 ローは、覇王色こそ得ていないものの「限定領域内であらゆる作用を自由自在に発生させ操る」オペオペの実の能力、能力を生かす医療知識と技術、それらによって発生する手段のバリエーションと継戦能力を以って七武海となっていました。さらに、覚醒した能力を用いることで四皇クラスの者と対等に戦うことが可能になります。また、船員クルーは硬い壁役、超聴覚による探知ソナー役、海中戦が得意な戦闘員と言った感じで、海に生きる者にとって優位となる力を持った者たちで構成されます。

 少数精鋭でありナワバリも傘下もおらず、大きな陣営には成り得ないので準四皇レベルとなっていますが、その分フットワークが軽く船が潜水艦で探知されにくいこともあり、実力的には大きな陣営を崩せるほどに影響力のある海賊です。現在1064話で勝利ウィナー島で待ち構えていた黒ひげとぶつかっていて、決着の状態となっています。

 黒ひげは、ラフテルに辿り着くための必須事項である「ロード歴史の本文ポーネグリフ」と「ロード歴史の本文ポーネグリフの解読者」を各情勢の混乱に乗じて揃える算段のようで、「ビッグマムとカイドウを打倒した三者は最低でもワノ国のロード歴史の本文ポーネグリフを持っている」と考え、ワノ国の次の3つの島の内1つである勝利ウィナー島で待ち構えていましたのでしょう。また、ローだけではなくルフィとキッドも悪魔の実の能力者なので、”能力者狩り”も副次的な目的としてあったのでしょう。

 そのため、ハートの海賊団は少なくとも「黒ひげ海賊団に追跡が出来ないレベルの甚大な被害を与えて逃げる」という選択肢を得なければ生存できなくなりました。一応、「傘下に入る」あるいは「同盟を組む」という選択肢もありますが、傘下はローのプライド的に無さそうですし、ドンパチやっている時点で同盟の段階ではないので、どちらも無いでしょう。

 黒ひげ海賊団は、さすがにナワバリをフリーにするはずがないので総力ではないにしろ、幹部は初期勢が揃っているので半分近く動員されていると考えていいでしょう。また、シャーロット・プリンが船内に囚われており、万国を襲撃した帰路だと考えられるので青キジもいるかもしれません。そうなるとハートの海賊団の総力的に勝てないので、前述の「黒ひげ海賊団に追跡が出来ないレベルの甚大な被害を与えて逃げる」が現実的でしょう。

 しかし、それらの前提をひっくり返す要素もあるのは事実です。それが前述した、ワノ国に来ていたビッグマム海賊団の遠征組です。個人的に、30億トリオ麦わら&ハート&キッド海賊団の出港時に船長を堕とされた落とし前に誰かしらを襲撃すると考えていましたが、その影も見せていません。そこで、ハートの海賊団よりも先にプリン奪還のために黒ひげ海賊団を追っていて、奪還の隙を伺っている場合はどこかで乱入する可能性を考えました。

 そうなれば三つ巴になりますし、利害的にハートの海賊団とビッグマム海賊団残党は協調出来るので、黒ひげ海賊団を追い払うこともできます。もしもハートの海賊団がこの窮地を脱する展開になった場合は、このルートが最もあり得ると考えています。

キッド海賊団

 ワノ国にて、前四皇カイドウを堕としに来た「忍者海賊ミンク侍同盟」と協調した「キッド海賊団」は、船長であるユースタス”キャプテン”キッドの懸賞金が30億ベリーとなったことで、ロックスの残党と同じような準四皇レベルの海賊団となりました。

 キッドは磁気を操るジキジキの実の能力による武器・兵器奪取による無力化能力と、それに付随する質量増大による制圧力、覚醒した能力、格上相手に絶えず挑み続けられるメンタリティ、以上を自信として練り上げられた覇王色の覇気を以って、四皇に比するレベルの実力を持っています。また、船員には同じく”最悪の世代”の内1人として数えられるキラーという四皇幹部レベルの部下も存在します。

 秘密のアジトはあるものの、傘下を含めた大軍団を率いているわけではないため、陣営の規模的に皇帝と言えるレベルではないものの、ハートの海賊団と同じく実力やフットワークの軽さが相まって勢力図に大きな影響力を与えることができるでしょう。というより、ハートの海賊団とは違って船長が突撃思考で格上への恐れが薄いので、ハートの海賊団よりも大きな影響を与える可能性は高いでしょう。

 ワノ国の出港後はまだ描かれていませんが、ハートの海賊団と麦わらの一味の現状や新世界という海の実態から考えると「より先に進むほど困難が待っている」ことが分かるので、四皇とぶつかったハートの海賊団よりはましにしても過酷な状況となっていることでしょう。個人的に有力だと考えている道が「赤髪海賊団との衝突」です。

 キッド海賊団は前述の通り格上だろうが関係無く喧嘩を吹っ掛け、色んなところに手を出しています。その中でも元々の目的として「赤髪海賊団の打倒」を掲げていて、前に喧嘩を売ったときはキッドは左腕を持っていかれています。そんな因縁があるため、赤髪海賊団とキッド海賊団はお互いを避ける理由がありません。

 そんな状況でワノ国近郊に赤髪海賊団が来ているのです。マルコを送って去ったように描写されていますが、四皇としての面子的に赤髪海賊団はキッド海賊団を堕としに行くのは不思議ではないですし、キッド海賊団としても四皇同盟を堕として勢いに乗っているところで本命とぶつからない理由は無いでしょう。

 そのため、キッド海賊団は赤髪海賊団とぶつかると考えています。もちろん勝敗は赤髪海賊団が濃厚です。とはいえ、キッドも不利になったら逃げる頭を持っているので、キッド海賊団がどのように負けるかは分かりません。シャンクスの気性的に、船長キッドに手傷を与えてロード歴史の本文ポーネグリフの写しを奪うまでに留める場合もあるでしょう。

 とはいえ、先の為の選別としてキャラの脱落は加速していくでしょうし、海賊王レースから脱落する可能性は高いと考えます。

ファイアタンク海賊団

 様々な組織の頭だけを狙ういかれたギャングのファイアタンク海賊団は、ビッグマムを堕とすためにビッグマム海賊団の傘下に収まっていましたが、ビッグマム暗殺を決行し失敗した現在は分かっていません。ビッグマムの目線が主犯と報道された麦わらの一味に向いていた為、おそらくは追っ手を振り切っているでしょう。

 海賊団としての実力は未知数ですが、四皇幹部レベルの船長「カポネ”ギャング”ベッジ」が擁するファイアタンク海賊団は、無法者海賊にはない計画性と統率力を有しています。また、ベッジのシロシロの実の能力により「個の軍団」という矛盾した状況を作れるのも、隠密性や収容性に類する強みとなります。

 現在何をやっているかは分かりませんが、ビッグマム暗殺時の失敗を基に次の大物暗殺を目論んでいることでしょう。「墜としがいのある大物」で「参入しやすい環境」であることが条件なので、標的候補として上げられるのは黒ひげとバギーでしょう。

 バギーは先述の通りクロスギルドの社長をしていて、インペルダウンの凶悪海賊やバギーズデリバリー時代に雇用していた海賊たちを手下にしています。構成員の多数を占めるであろう元インペルダウン組はバギーを心酔していて、脇には”文の最強格”クロコダイルと”武の最強格”ミホークが利害の一致により固めている為、一見すると鉄壁の布陣です。
 ですが、バギーが弱いことには変わりませんし、これからは四皇として組織も拡大していくことが予想され、入り込みやくトップを堕としやすい環境になっています。補佐であるクロコダイル・ミホーク両名もいつでもバギーを引きずり落とす気でいますし、ベッジにとっては最高の狙い目となります。
 そのため、ファイアタンク海賊団の狙い目候補①は「CROSS GUILD」だと考えます。

 黒ひげは黒ひげ海賊団の提督で、海賊団は海賊島ハチノスを拠点にした計十の船団からなる海賊団ですが、曰く「信用ならない」青キジを仲間として迎えていたり、すぐに切り捨てられる傘下を保有している描写があります。また、現在は拠点を手薄にして浮いた駒を獲りに行っているので、隙は大きいことが分かります。これは、元々黒ひげが骨子として確固たる計画性を持ちながらそれ以外は雑であるためでしょうが、ベッジにとって大きな狙い目でしょう。
 そのため、ファイアタンク海賊団の狙い目候補②は「黒ひげ海賊団」だと考えます。

 どちらにせよ、ベッジの行動は多くの準備を必要とするいと考えられるので、これからすぐには出てこないでしょう。

オンエア海賊団

 いつからかは分かりませんが四皇カイドウの傘下となっていたオンエア海賊団は、”忍者海賊ミンク侍同盟”と”百獣+マムの四皇同盟”による全面戦争時に日和見に徹していて最後に全てをかっさらう動きでした。しかし、お玉の能力やヤマトによる百獣海賊団の抑えが利いたのか、決着時の互いの消耗が深刻なまでに至らなかったため動けずじまいでした。
 ですがその分被害も無く、百獣海賊団主戦力の一角であるNUMBERSナンバーズの1人を仲間にし、さらには「CP-0政府の役人カイドウ海賊と取引していた」という特ダネを得ていたのでうま味は啜っているようです。

 海賊団の実力は分かりませんが、四皇の幹部級でありナンバーズを1人仲間にしていることから、海賊の中でも大物の部類で数えられるでしょう。そこにフットワークの軽さ、さらには「CP-0政府の役人カイドウ海賊と取引していた」という世界政府を揺るがす情報を持っていることから、世界情勢に影響を与えることが出来る海賊の内1つと言えるでしょう。

 ワノ国を出港したのかは描かれていませんが、30億トリオ麦わら&ハート&キッド海賊団を隠れ蓑にして安全な港から出港している可能性はあります。オンエア海賊団にはワノ国に残っている理由は無さそうですし。

 個人的には、ファイアタンク海賊団と組んで大物を狩りに行くのではないかと考えています。

ドレーク海賊団

 ドレーク海賊団はオンエア海賊団と同じくカイドウの傘下となり、船長の”赤旗”Xディエス・ドレークは百獣海賊団の上位幹部である”飛び六胞”の一員となっていました。しかし、ドレークが海軍本部の秘密組織”SWORDソード“の隊長であり、百獣海賊団への潜入捜査をしていることが分かりました。ドレークはカイドウとビッグマムの戦力を落とすためか”忍者海賊ミンク侍同盟”に加担したためスパイであることがバレ、戦争時は”忍者海賊ミンク侍同盟”へと鞍替えしました。

 その際ドレークはボロボロにやられていて、生死不明の状態です。また、ドレーク海賊団自体が海賊なのかも分からない状況なので、今後の動きも読みにくくなります。

 とはいえドレークは死亡描写も敗北描写も無いので、おそらくは生存していて回復を待っているのでしょう。しかし、同じくSWORDの隊員でも連絡が着かない状況なので、相当な重症で回復の目処が立っていないのか、連絡が取れない状況なのかもしれません。まあなんにしろ表向きは裏切り者であり、生存していたとしても待遇は悪いと考えられるので、簡単には身動きが取れないのでしょう。

 また他にも、黒ひげ海賊団にSWORDの隊員であるコビーが攫われる事件が発生しているので、黒ひげ関連で出てくるでしょう。もしかしたらオンエア海賊団での予想と同じ様に、ファイアタンク海賊団と組んで黒ひげを墜とそうとするかもしれません。

 後述していますが、海軍本部は黒ひげ海賊団を堕としに行くと考えているので、そのための武器をワノ国で集めて海軍に物資を渡し、そのまま戦闘に参戦することになるのではないでしょうか。

破戒僧海賊団

 最悪の世代の中でも上位の実力を誇ると考えられている”戒僧”ウルージさんが擁する破戒僧海賊団は、作中の”最悪の世代”で唯一麦わらの一味との接触や関係が無い海賊です。そのため公開されている情報が少なく、中身は(重要キャラではないでしょうが)謎に包まれています。

 とはいえ、新世界入り最初の3つの島の中で最も危険なライジン島を航海ルートに選んだり、ビッグマム海賊団のナワバリである万国に単独で攻め入ったりと攻撃的な突撃志向であることが分かります。また、ビッグマム海賊団の将星四皇大幹部を倒す実力を持ち、さらには空島出身のため到達が困難な空島を拠点としていることから海賊団の隠密性も高いでしょう。空島は雲のように空を移動するので、自身で操作することは出来ないにしても拠点ごと長距離移動が出来るのも生存戦略の面で大きいポイントです。

 現在は将星を倒した時の傷が癒えていないのか拠点としている空島で療養中ですが、前述したように突撃志向なのでこの世界情勢の混乱に乗じて動くことでしょう。今後の行動の予想として2つ考えます。

  1. 万国へ再突撃
  2. キッド海賊団と同盟を組み赤髪海賊団墜落へ
  3. 麦わら大船団と衝突

 前述したように、ウルージはビッグマム海賊団に挑み将星を倒したものの最終的に敗走しています。そのため、ビッグマムが陥落した万国に再突撃する可能性は高いでしょう。万国は黒ひげ海賊団に荒らされた後なので、ビッグマム海賊団を完全に壊滅させる展開の場合はウルージも参戦するでしょう。これが一つ目です。

 二つ目は同じ四皇打倒を目指す似た突撃志向のキッド海賊団と海賊同盟を組むのではないか、という予想です。先述の通りキッド海賊団は赤髪海賊団とぶつかると考えているので、同じく四皇打倒を目指すウルージとしてはまたとないチャンスでしょう。それに、より悪名を轟かせるならば既に陥落しているビッグマム海賊団よりも現四皇最長暦の赤髪海賊団の方が大きくなります。
 そのため、キッド海賊団と同盟を組む可能性もあると考えています。とはいえこの二つで赤髪海賊団を崩せるようには思えないので、ぶつかればキッド海賊団とともに海賊王レースから脱落するでしょう。

 最後に考えたのが「麦わら大船団との衝突」です。前述したように、破戒僧海賊団は”最悪の世代”で唯一麦わらの一味との関係性を持ちません。そのため、今後何かしらの接触があると考えています。それが「四皇麦わら大船団の打倒」です。
 先ほどは赤髪海賊団を衝突候補に上げましたが、四皇打倒ならば麦わらの一味も該当します。そのため、もしも麦わらの一味と接触する場合は敵として出てくると考えます。ウルージは四皇大幹部レベルの実力なので、麦わら傘下の海賊団の成長を見るための試金石として十分でしょう。まあ試金石にしてはちょっと強すぎるかもしれませんが…。

 他にもクロスギルドに突撃、加入、あるいは黒ひげvsローに乱入などなど考えましたが、可能性が高いのが上の3つだと考えています。ちなみに、その中でも最も可能性が高いと考えているのは2のキッド海賊団と組んで赤髪海賊団と激突です。

革命軍

ONEPIECE第956話
「ビッグニュース」より引用

 革命軍は先述の通り、世界政府、さらに言えば世界政府を牛耳っている「天竜人への下剋上」を目的として行動し、世界情勢を現在の混沌とした状況に変えた一端を担っています。特に、立ち位置的に天竜人の裏切り者であり大衆からすれば同じ天竜人として見れるアラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラを革命軍の参謀総長No.2が殺害したという報道が流れた為、「8ヶ国革命」という世界政府加盟国を含めた革命の荒波がさざめいています。

 これは一見すると革命軍の後押しをする流れに感じますが、革命軍的には天竜人を陥落させる気があっても海軍本部などの治安維持組織が瓦解して戦乱の時代に至ることは許容できないので、現体制を無秩序に破壊しようとする現在の革命の荒波は受け入れがたいところです。また、各国で信望されるようになったのはサボNo.2なので組織の二分化も懸念しなければなりませんし、そのサボが生死不明の状況に陥っているので、その事実を知った場合サボを信望する者達がどんな行動を取るのか分からないところも扇動者としては悪い点になります。

 さらに、8ヶ国革命の内の1つであったルルシア王国が世界政府の都合で消され、革命軍からすれば「革命が起こった国が即座に消された」ように見える為、事態を認知次第すぐに行動を起こさなければいけません。革命軍には、海賊たちのような分かりやすい次の目標が無いので動向を予想しにくいですが、居場所が政府に特定されているので、ベガパンクが用済みとしてCP-0とセラフィムを差し向けられているようにセラフィムを連れたサイファーポールと衝突するでしょう。

 そのため、次の行動は受け手に回ってしまうと考えています。

世界政府

 先述の通り、世界政府にもSSGによる新たな戦力が加わりました。これにより政府組織の動向は積極的になり、戦力図の混沌に一役買っています。

海軍本部

ONE PIECE
第1054話「炎帝」より引用

 世界政府の”表の顔”であり世界の治安維持組織である海軍本部は、当然現在の混沌とした情勢を静める為に総力を挙げて動いています。特に革命に動く市民たち相手は、同じ海兵でもそれぞれの正義に依ってどのように対処するかが分かれそうなので、手が回らなそうに感じます。

 しかし、海軍本部はSSGによって人員以上の武器を手にしました。作中で描かれた海楼石性のパドルシップやセラフィムはその筆頭でしょう。そこにサカズキ元帥の強気の姿勢が合わさり、七武海制度撤廃に際して予め対七武海へ出兵するという奇襲を行なっていました。

 この動きから分かるように、黒ひげ同様「浮いた駒を狩る」ために奇襲を掛けているのでしょう。守るべき市民が攻撃を受ける前に攻撃をしてくる海賊を狩る。赤犬らしい動きです。四皇の入れ替わりも海賊勢力の混乱を大きくしているので、赤犬の後押しをしているかもしれません。

 もちろん、「クロスギルド結成」のように狩るべき敵に手を組まれて攻めにくくなる事態にはなりましたが、むしろ危機感で士気は煽られ動きは積極的になるのではないでしょうか。

 そんな積極的で具体的な次の動きとして、黒ひげに奇襲を掛けるのではないかと考えています。

 先述の通り、黒ひげは大幹部を過半数以上動員した大部隊で浮いた多方の駒を狩りに出ています。つまり、ホームを手薄にしているということです。特に現在は初期勢幹部4名を含めてハートの海賊団と交戦中ですし、その直前には青キジが万国トッド・ランドへ、アマゾン・リリーへはカタリーナ・デボンとバスコ・ショットが遠征していました。

 アマゾン・リリーへの遠征組は、同行していた黒ひげがハートの海賊団と交戦中であることからホームに戻っている可能性はありますが、どちらにしろホームのが手薄になっていることには変わりません。海軍本部が黒ひげとローの衝突をリアルタイムで監視していたのも、黒ひげ海賊団の遠征組がハチノスへの襲撃に感づかないかを気にしていたからとも考えられます。

 四皇であってもホームを手薄にすれば危険だということは黒ひげ自身が示していますし、その行動が自身に返ってくる展開は十分にあり得るでしょう。もちろん、ホームを失った黒ひげ海賊団の動向が掴めなくなるという危険性はあります。しかし、黒ひげが例えハートの海賊団との戦いに勝ったとしても手負いになっていることが予想出来るので漁夫の利を得ることが出来、「ハチノスと黒ひげ遠征組を同時に叩く」という二正面作戦が可能になります。

 以上より、海軍本部はまず黒ひげ海賊団を潰そうとすると考えます。というか青キジが黒ひげ海賊団に潜入したスパイだった場合、遠征組には青キジが、ハチノスにはコビーが居ることになるので、ほぼ確実に黒ひげ海賊団に奇襲を掛けるでしょう。

CP〈サイファーポール〉

ONE PIECE
第1062話「科学の国の冒険」より引用

 世界政府の”裏の顔”であるCPサイファーポールは、政府の意向で表沙汰に出来ない案件に動員されています。表沙汰に出来ないというのは任務の種類的に諜報・暗殺なので当然ですが、それ以外にも市民には公表出来ない非道な案件を熟すこともあるからです。

 そんなサイファーポールは、都合の悪い人物を消すことに積極的な動きしていると考えています。例えば、ワノ国編では鬼ヶ島全面戦争の決着以上に「ニコ・ロビンの暗殺」に躍起になっていました。そして現在1062話、麦わらの一味とも因縁のあるCP-0がベガパンクの暗殺に動いています。

 これはおそらく、既に貢献が十分でありこれ以上の成果は政府への害にしかならないと考えたためでしょう。つまり、「進歩は人を困らせる」というシャッキーのセリフが世界政府にも適用されている形になっているということです。そのため、海軍本部が派手に動いて目を引いてくれているので、その裏で都合の悪い人物を消しに行くでしょう。

 標的はニコ・ロビンやベガパンクだけではないでしょう。個人的に天竜人に宣戦布告した革命軍、サイファーポール案件だと考えられるので、革命軍も標的になると考えています。少なくとも海軍本部は海賊相手で手一杯だと考えられるので、そういった意味でもサイファーポールは革命軍を潰しに行くことになるはずです。

 とはいえ、今はCP-0の数人を含めてサイファーポールの部隊がエッグヘッドで「ベガパンク暗殺(+ロビン暗殺)」に赴いていますし、先のワノ国で2名以上のCP-0を失って人手不足になっているかもしれないので、エッグヘッドの案件が終わってからになるでしょう。

動向まとめ

 まとめると以下になります。

世界政府を中心に、海軍本部は四皇と、サイファーポールは革命軍と主にぶつかる。(クマは革命軍へ再加入?)

四皇ではない大物海賊たちの動向

  • 麦わら大船団
    • 九蛇海賊団&百獣海賊団の加入
    • 白ひげJrとの激突
  • 黒ひげ海賊団
    • ハートの海賊団+ビッグマム海賊団との激突
    • 海軍本部(ドレーク海賊団)との激突
  • 赤髪海賊団
    • キッド海賊団&破戒僧海賊団との激突
  • CROSS GUILD
    • ファイアタンク海賊団&オンエア海賊団の加入
      • 裏切り予定

 以上が現状で私に出来る限りの勢力図の動向についての考察になります。本当は四皇も考えてみたかったのですが、四皇ほどの超大物だと対処的行動後手に回る可能性が高く、狙う者達も多すぎるので今後の動向が予想出来ませんでした。

 現状からの予想で漫画的な話の流れも無視、不確定要素も多くあるのでそうそう当らないでしょう。とはいえ、勢力図を確認してみると色々なところで大物達のぶつかり合いがありそうで、楽しみがより大きくなりました。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 何かしら別の意見や情報提供、誤字脱字などの間違いがあればコメントで教えて頂けると嬉しいです。


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